コラムブログ「だが興味は持て」

気が向いたら書く!

「オトステ」に興味を持て

相変わらず世界には面白いラジオ番組が溢れており

時間が幾らあっても足りやしない 一日が伸びて勤務時間が減って給料が増えれば良いのに

 

かく言う筆者も「リトルトゥース」であり「生産者」であり「ぐりーんまん」であり

「ソルジャー」であり「画鋲ちゃん」であり「キャンディホイップ」である

 

(ラジオリスナーを指すのか単にファンを指すのか不明瞭な呼称があるのは許してほしい

普段聴いているラジオがリスナーに呼び名を付けないものばかりであると今気づいたのだ)

 

とりわけ最近はもっぱら「喝っちゃん」である

 

もちろん喝ちゃんとは「オトステ」のリスナーの事を指すわけであるが

「オトステ」についてはその複雑な歴史ゆえに概要を説明すると文字数が無闇に増えてしまう

 

何より「GERAとマセキが揉めた話」を筆頭に本編中で説明が何度もなされているし

 

ここでは「ジグザグジギー池田」「ルシファー吉岡」「ウエストランド井口」の

お笑い芸人3人による配信ラジオ番組であると覚えておいてくれればそれで良いと思う

 

さて芸人ラジオで取り沙汰されるのはパーソナリティのパワーバランスについてで

 

例えば三四郎で言えば相田周二 ティモンディで言えば前田裕太という

比較して華やかならざる側 俗に言う「じゃない方」がフィーチャーされがちである

 

フィーチャーまでいかなくても 尺のある番組であれば均等にトークゾーンがあったり

どちらかの出番が全く無いという事は起こりえない 優しい世界なのだ

 

「オトステ」も例に漏れず 3人の奇跡的なバランスによって成り立っている

 

例えば番組中のスーパースターは間違いなくルシファー氏であり

天然ボケ・噛みグセ・ハゲいじりというトークの起点に成りうる存在である

 

そこにコンビではツッコミ役を担う勝氏・井口氏が畳み掛けるのが通常パターン

 

しかしながらこの2人も 時折の異常性を垣間見せる事によって

話のフックになり 定番ネタになり キャラがどんどん濃くなっていく

 

ルシファー氏もピン芸人であるからして ボケもツッコミもできる存在なので

お互いにボケてツッコんで……笑いが増幅されていく仕組みとなっているのだ

 

また話題として時事ネタを扱う事はあっても シリアスには決してならない

ル氏のコロナ療養明けの回でも「休養初手シコる」と茶化してしまうくらいだ

 

1時間くらいずーっとくだらない事を言っているだけなので リスナーも構える必要がない

 

ラジオはその内輪性により新規リスナーが入りづらいイメージがある

長寿番組であり固定ファンの多い番組であれば尚更である

 

「オトステ」についてもそこはそうなのだが 便利な事に配信番組なので初回から聞ける

初見では意味の分からない「安仁屋」「地に足着けろ」といったフレーズもおさらいが出来る

 

ラジオの内輪感は時に「リスナー一人一人に語り掛ける」と表現される事がある

それは大抵 パーソナリティにとって真剣かつ重大な事を話している時であったりする

 

勿論それもラジオの大事な役割で

筆者もその語り掛けに心を楽にしてもらった一人なので否定するものではない

 

「オトステ」にはそれがない 全くもってお笑い純度の高い内輪感が出ている

それを覗き見(盗み聞き)する事で 自分もその内輪にちょっとだけ入れているような

 

それは一般に「部室トーク」のように呼ばれるような事なのだろうけれど

それをいい歳したオジサンがやっているが故の「会議室ラジオ」になっているのだ

 

とにかく三者が三様にふざけているこの番組が筆者にとって火曜日夜の楽しみであり

ポッドキャスト配信の聴きやすさもあって毎回複数リピートしてしまうほど中毒である

 

これからもルシファー氏にはオトステネーム読みのコーナーにて

声を枯らし精魂尽き果ててクッションを抱いて息絶えて欲しいと切に願っている

 

筆者が延々何を言っているのか分からない読者諸兄は是非とも「オトステ」で検索し

ポッドキャストを聴いて ツイッターに「オトステ 面白い」と書き込もう!

 

それで君も立派な「喝っちゃん」である(この呼び名本当にダサいな)