「オリンピック」に興味を持て
オリンピックが開幕し 閉幕してしばらく経ちましたけれども
(しばらくコラムを書いていない事の婉曲表現)
筆者はこういう催しものは 出演者とお客のためのものだと思っている
開会式と閉会式は「ふむふむ」と思いながら
時折「あ!この人は!」と思いながら 楽しんで観覧をしていた訳で
(閉会式のDJ松永登場には口をあんぐり目はニヤニヤさせてしまい
ツイッターのトレンド検索に精が出る典型的ラジオリスナーが筆者だ)
肝心要の競技に関しては そもそも舞台に立てている事自体が凄いのだから
メダルの数に一喜はしたものの なんだか穏やかに観られていたような気がする
これは恐らく 筆者がオジサンになったという理由以上に
「オリンピックと政治」という部分に一種の諦めがついたからかもしれない
つまり前述した「お客」というのは お金を出す人のことで
お金を出す人の意見に従うというのは ある種当たり前とも言える
ただし 世間というのは(筆者も含め)お金持ちへの妬み嫉み僻みが強いので
「そもそも資本主義は~」というような
政治経済の根本を持ち出さないと 議論すらできなくなってしまう
筆者は議論も苦手なので「まあそういうもんなんだろう」と
自分ではどうにもならない事への諦めをもって 世の中を楽しみたいと思っている
だからこそ オリンピックに出るようなトップレベルの選手たち
自分の力でどうにかしてきた人たちを見ると 眩しくて仕方がない
そんな人たちの活躍に嚙みついたり 挙句他人の金メダルにかじりついたり
文字通りの「いっちょかみ」になれる図太さはある意味羨ましいが
33年付き添ってきた自分のパーソナルにも そろそろ諦念は必要にはなる
BMX競技を観た後「新しい自転車が欲しいな」と思うくらいに留めているのだが
とある理由により 会社を一週間休む羽目になっていた
新入りの筆者に有給の猶予はなく 賃金カットにより自転車計画も頓挫
その理由は次回「『疑惑』に興味を持て」で詳しくお話しよう
こういうヒキが作れるようになったのも 卑怯な大人になった証拠と言えまいか