コラムブログ「だが興味は持て」

毎週土曜日(水曜日)更新

「甘いキャンディー」に興味を持て

これを書いている8月最終盤においてではあるのだが

なんか涼しくなってきたと感じる事が多い 特に朝晩の過ごしやすさったらない

 

「真夏のピークが去った」と口ずさみたくもなるが筆者は既に若者でもなく

「最後の花火に今年もなったな」っつうか今年も花火は見ていない

 

そんな「おじさんの一部」(『若者のすべて』の対義語)的な夏の終わりを感じている

 

8月に入るか入らないかぐらいの時期 神戸に行ったり大阪に行ったり佐用町に行ったり

予定を立てている段階で例年に漏れず「今年の夏はやるぞ!」と意気込んでいた

 

結局何をやるのかは定まらないまま台風の訪れと共に夏の終わりを感じている

 

振り返れば夏の暑さのピークは6月頃 記録的な梅雨の短さにみんなビビっていた頃

まだ6月なのに38度とかなって 8月になったらどうなっちゃうんだよとか思ってて

 

いざ8月になったら暑いは暑いけどいつもくらいの暑さで別に何という事も無く

燃えるゴミを集積場に出すため外に出たら鈴虫が鳴いていて夏の終わりを感じている

 

結局ではあるが 神戸にも行ったし大阪にも行ったし佐用町にも行った

(比較して圧倒的に知名度が低いと思うので佐用町に関しては読者諸兄調べるべし)

 

どの日も暑かった ポケットに忍ばせていたタオルは瞬く間に湿り気を帯びた

それでも汗は止まらないのでタオルは頭に巻くのがこの夏の基本スタイルになった

 

佐用町で食べたホルモン焼うどんとかき氷

道の駅で買ったスイカと地元メーカーの豆腐 どれも美味かったな

 

そういえば今年はコメダ珈琲のかき氷を食いあぐねている と思い出し

いつまでやっているのか調べたら9月中旬までで焦りつつ夏の終わりを感じている

 

そういえば今年はいわゆる夏の名曲をあまり聴いていない

 

イヤホンをすればラジオばかり聴いていたというのもあるが

自らを投じたシチュエーション的に「夏まっさかり!」という場面が無かったのだ

 

海にも行かず山にも行かず BBQもキャンプもお祭りにも行かず

サイの角のようにただ一人歩んでは プロレス・ライブ・B級グルメに精を出していた

 

この夏一番思い出に残っている曲は 神戸ワールド記念ホールで不意に流れた

武藤敬司のテーマ曲「HOLD OUT」であろう(過去記事参照のこと)

 

手に汗は握ったが太陽の下で流す汗とはまた違うもの

名曲でこそあれ夏の名曲に滑り込ませるのは乱暴と言われても仕方ない

 

いつしかiPhoneに入れていたサマーソングプレイリストの事も忘れて

朝マックの帰り道もう10時なのに涼しさを感じたタイミングでプレイリストごと消去した

 

夏に比べて秋の名曲ってなかなか思いつかないよなーとか思いつつ

凛として時雨「秋の気配のアルペジオ」を聴きながら夏の終わりを感じている

 

身もふたもないそもそもの話をしてしまうと 34年という中途半端な半生において

夏ならではの素敵な出来事を満喫したという思い出は一切残っていない

 

ましてや筆者も「おじさんの一部」と化した身であるからゆえに

存在しない青春桃源郷を夢想しながら過ぎ行く春夏秋冬を眺めるしかないのだ

 

学生時代に耽溺した「姉、ちゃんとしようよっ!2」というエロゲーに描かれた夏の鎌倉

今となってはヴェイパーウェイヴ的ですらあるあの風景だけが光り輝いている

 

「エロ漫画みたいな恋がしたい」「ヌキゲーみたいな恋がしたい」とうわ言を叩きつつも

こじんまりした今年の夏のアルバムに「まぁこれも良いよな」と判を押している

 

どんよりと曇り空が続いているが雨は降っていない 今日も自転車で通勤できる

ふとした瞬間の晴れ間に暑さより有難さを覚えながら夏の終わりを感じている

 

今はただ ここからまたクソ暑い日々が来たら今日の記事はパーになるな という

どうにも的中しそうな予想に慄きながら とにかく夏の終わりを感じている