コラムブログ「だが興味は持て」

気が向いたら書く!

「影響」に興味を持て

ふとラジオから流れた「peanut butters」というバンドの曲が気になった

 

気になったのは「スーパーハイパー忍者手裏剣」という珍妙な曲タイトルもそうだが

ガレージポップを彷彿とさせる 爽やかかつささくれたギターフレーズがそうだった

 

どこかオモチャのように飛び跳ねてもおり憂いているようでもあり

曲を聴いたらひどくネガティブの中で蠢いているような歌詞が自意識に突き刺さる

 

それにしても懐かしいようなサウンドで一体これは何だっただろうと思っていたら

中心人物の「ニシハラ」氏のインタビューでPOLYSICSからの影響を語っていた

 

筆者の腑にストンと落ちるものがあった

 

ポリシックス自体が色々なものから影響を受けたバンドであるが

それら(DEVOとかKraftwerkとか)を間接的に思い出させてくれるような曲なのだ

 

という体験を経て ふと自分は何に影響を受けたのだろうと振り返ってみた

 

好きなものは数多くあるが 影響を受けた と括れるものはそう多くはない

少なくとも人生の初期に味わったものでないと影響とまでは及ぶものではあるまい

 

となると特に感じるのは両親 特に母上が好きだったものの影響である

 

具体的に挙げれば 「パタリロ!」や「ホラーM」等の少女・耽美・恐怖漫画や

X JAPANG-Clefといった音楽 太宰治筒井康隆といった小説 ドラクエ等のゲーム

 

テレビも種類に構わずよく観ていた気がする

 

我々世代の子供番組といえば「ポンキッキーズ」であり

スチャダラパー電気グルーヴの薫陶を(今思えば)受けていたように感じる

 

(ちなみに朝の子供番組の代表格として名前が挙がる『おはスタ』に関しては

今の今までテレビ東京が映る地域に住んだ事がない為 観た事がない故割愛!)

 

お笑い番組は親父が好きで観ていたものを傍らで覗いていた

ボキャブラ天国」で爆笑問題を知り「爆チュー問題」で大好きになった世代だ

 

硬軟ジャンル問わない読書家の親父には読みものの面白さも教えてもらった

少年期の愛読書は「かりあげクン」と土屋賢二先生のエッセイだった 碌なものではない

 

ざっと挙げただけでこれだけの影響が出てきた

まだまだ考えれば無尽蔵なのだろうが 深い考えをあまり良しとしない性格が邪魔をする

 

じゃあこの性格はどこから産まれてきたものなのだろうか

産まれつきの性質もあるだろうが育った環境も必ずある しかし考えるのは難しい

 

思うに自分の深いところの性格 自分でも自覚があまり無いくらいの性格

その奥深いところに影響を与えたものの事を「影響を受けたもの」と言うのだろう

 

ヌラヌラツラツラと物事を挙げてきたが 単に小さい頃から好きなもの一覧と言われれば

それは否定しきれるものではない(好きなものを共有したいという気持ちとはまた別だ)

 

筆者が誰かと付き合うについて その誰かにまた影響を与えられる事があるのであれば

それはまさに筆者が「影響を受けたもの」と言って然るべきだと思うのだ

 

自分の性格を深堀りして自分史と照らし合わせるだけの体力と経験が不足している

ましてや周りの人に「俺から受けた影響ってある?」等と恥ずかしい事が聞ける訳がなく

 

願わくはこのコラムブログが誰かに影響を与えているのであれば

それに超した喜びも無いだろうなと ひとしきり思ったところなのだ

 

ちなみに本編で触れなかったが 筆者の性の目覚めはと言えば

小学校2年生時に観た親父所蔵のエロ本 しかも野外露出調教もののエロ本であり

 

こればかりは筆者が影響を受けたものとして堂々と胸に誇っておきたいのだが

もうちょっとノーマルなエロ本を見ていたら……という世界線の自分を考える事がたまにある