コラムブログ「だが興味は持て」

毎週土曜日(水曜日)更新

「内臓への負担」に興味を持て

およそ一年ぶりの 会社の健康診断にてびっくりした

 

厳密に言うと 一年前の健康診断の結果を見てびっくりした

一年前の筆者は今より10キロも軽い身体をしていたのだ

 

つまり(つまる程の事でも無いが)今の筆者は一年前より10キロ太ったという事である

 

これはまずい というか数値化するより先に実生活に色々と弊害が出ている

ズボンはボタンが留められない物が多くあるし Tシャツは腹どころか胸がきつい

 

身体能力・心肺能力が著しく落ちているのも感じる 膝も腰も痛い

 

そういう目に見える障害から目に見えない箇所の疾病をいち早く見付ける

健康診断とはそういう意味合いなのだと思うが勿論内臓にもズレが生じていた

 

とりわけ肝臓の数値には目を見縮めるものがあり

「E」判定すなわち「要精密検査」という地獄の5文字が爛々と踊っていたのだった

 

生まれつき肝臓が弱く 齢0歳にして急性肝炎で死にかけた

というエピソードはこのコラム内でも頭がお椀になるくらい話したものである

 

高校時分に脂肪肝と診断され 成長期には些か厳しい食事制限を余儀なくされた事もある

 

よく言われるのは 肝臓は「沈黙の臓器」と評されるといった話だ

(スティーブン・セガール監督最新作のタイトルではない)

 

肝臓は状態が悪化し機能が低下しても自覚症状が殆ど見られないという意味である

そのくせ三大栄養素全ての消化に関わっているため負担の大きい臓器なのだ

 

高負荷の仕事を押し付けれられて声も上げられず黙々と働き

気付けば自分も知らない間にボロボロになって機能が停止する

 

まるでブラック企業で働く社員の末路みたいな話であるが

そんなブラック企業を生み出しているのが他ならぬ我が身体なので笑い話ではない

 

自らの肝臓(及び他の内臓)に下した仕事の重さについて考える

すぐに思いつくのは6月に敢行した大阪旅行一泊二日についてだ

 

初日からステーキランチにハニートースト 鶏モツつけ麺をペロリといき

次の日もモーニングバイキング 串カツ ホルモン トンテキ定食を苦も無く完食した

 

いや「苦も無く」と思っていたのは食欲中枢に関わる部分だけで

胃腸や肝臓などは声にならない悲鳴を上げ続けていたに違いない

 

筆者もこれまでに様々なタイプのブラック企業に半身を突っ込んでいた経験がある

かような加重労働を繰り返し課されると次第に判断能力が無くなっていくのだ

 

今までの人生で許せない奴というのが両手でもまだ足りないくらいは居るが

まさか自分がそれと同じような人間になっていたとは思いもしなかった

 

あまり良い話ではないが統計学的に 虐待を受けて育った子供は

大きくなって自分の子供を持つとまた虐待をする可能性がある と聞いた事がある

 

同じように ブラック企業で働かされた経験を持つ人間は

トップダウンでブラックな働かせ方を強いるようになってしまうのだろうか

 

歴史は繰り返す それは歴史の悪い面でもある

負のループというのはどこかで断ち切らないといけない

 

少なくとも筆者は 自分の内臓にブラック労働を課すことはもう止めにしたい

 

さながら新弟子への理不尽なシゴキを自分の代で止めた真壁刀義のようである

もしくは理不尽にループする世界の運命に抗うアンディと風子のようでもある

 

今週のジャンプに泣きながらそんな事を思いつつも

昨日の晩御飯はしっかり寿司を食べた 食べながら思った事がある

 

寿司って米の占める割合が結構多いな