コラムブログ「だが興味は持て」

気が向いたら書く!

「ライブと生活」に興味を持て

ちょっと前の話であるが 久しぶりに音楽ライブを観に行った

 

その前はいつになるだろう 手元のiPhoneには写真が無いので

少なくとも機種変更後の1年半ほどは ライブともご無沙汰だったのだろう

 

まあデータを確認せずとも

この1年間はイヴェントを生で!みたいな気分にはどうもなれなかったし

 

去年の7月にあった 東京事変の配信ライブも

バチバチのスリリングな演奏も相まって テンションは沸騰の限りを尽くしたものの

 

生観戦にあった「余韻」というのか

言うなれば終わった後に誰かと話したくなるあの感じが少し薄かった

 

物販に並ぶ といういつ頃ぶりか思い出せない状況からワクワクしつつ

同じ目的を持っている人たちを眺めながら 一定の距離をとりつつ時間は過ぎる

 

元々人混みやすし詰め状態が苦手な筆者なので

ソーシャルディスタンスには歓迎の一面もある 余裕を持ってオールスタンディング

 

それでも轟音に身を任せて揺れれば 隣の人との接触は避けられないくらいの距離だし

感情の奮いを喉に伝えてシンガロングすることも憚られる

 

まあそもそも 32歳(当時)の身空にはそんな体力ゲージの余裕はなく

オジサンはオジサンなりに 傍目には気持ちの悪いタテノリで楽しんでいた

 

筆者の住まう姫路からは少し離れた 神戸というちょっと特別な土地

ライブハウスという非日常空間だけれど 生で観るからにはそれは地続きの風景だ

 

きっとこの場にいる誰もに生活があり その延長線上にエンタメがある

 

そんな地に足の着いた楽しみ方を見つけられたのは このご時世の好影響だろう

少なくともこの日ばかりは 自分の行いを不要不急とは呼ばせたくはなかった

 

ちなみにライブ終了後 テンションの浮つきが全く収まらない筆者は

ホテルに帰るまでの道中で バーガーキングのワッパーを2個買い込み

 

そのバーガーのデカさに太刀打ちできず

「1個にしときゃよかった」と 部屋にて独りいつもの後悔を立たせていた

 

そんな筆者のどこに「地に足の着いた」と言わしめる度量があるのか

こちらとしても 誰かに教えてほしいくらいだが

 

それこそ不要不急に不謹慎を付け加えて返されそうなので

やはり少しくらいの制限は必要かもね と膨れたお腹に問いかけるいうお話