コラムブログ「だが興味は持て」

気が向いたら書く!

「定額サービス」に興味を持て

大谷翔平すげえなーってパソコンを開いてすぐ思うくらいには

だらりんだらだらと過ごしている我がGW延長線なのであるが

 

(VIVA!有給制度!)

 

実のところ頭の中には やりたい事やるべき事やるべきでない事

やるべきでないけれどついついやってしまう事が充満し切っているのだ

 

折角なので 筆者の頭の中を整理してみると

 

 

やりたい事……「部屋の片づけ」「読書」「ブログの定時更新」など

 

やるべき事……「部屋の片づけ」「読書」「ブログの定時更新」など

 

やるべきでない事……「収賄」「不法投棄」「食べ終わったプリンの容器を洗っていつまでも取っておく」など

 

やるべきでないけれどついついやってしまう事……「一日履き潰した靴下を脱いだ後それを嗅ぎ ついでに足も臭ってみる」など

 

 

これらで頭が一杯いっぱいになっているのだ

どおりで何もしていないのに疲れるはずである

 

という訳でゴールデンウィークがあと七万日くらい欲しいのだが

今の筆者はどんなに時間があったとてヒマを持て余す状況にはないと断言する

 

というのも「ネットフリックス」「アマゾンプライム」という

現代人三種の神器のうち 二つに加入してしまったのだ

 

(もう一つは言わずもがな『FANZA見放題プラン』である)

 

厳密に言うと 配偶者が携帯の契約変更にて上記に加入してくれて

筆者はそのおこぼれを頂いているという サブスクのヒモ状態ではあるのだが

 

とはいえ折角なのだからあるものは使わねばと

母親譲りの貧乏性を駆使し 定額サービスの海に溺れているわけだ

 

更に言うと 筆者が加盟している定額サービスはこの二つだけではない

新日本プロレスワールド」「ラジコプレミアム」もかねてから使用している

 

前者は読んで字の如く 新日本プロレスのコンテンツを配信で見放題

後者は全国津々浦々のラジオ番組を一週間以内なら聞き放題という

 

放題が過ぎてそろそろ誰かに怒られるのではないかとちょっと思っている始末だ

 

(実際筆者が早速ネトフリを駆使して動画に耽溺していたところ

配偶者から『いいご身分で……』みたいな視線を送られることはあった)

 

 

それにしてもこの「〇〇放題」っていうのはすごい表現だと思う

 

「放題」という言葉には 放埓というかフーテンというか

あまりポジティブなイメージがある単語ではないと感じるのだが

 

もはや時代はどこもかしこも「放題」のやりたい放題である

DVD一本一本借りるのもちょっと煩わしくなってきたくらいにも

 

サブスクリプション」という言葉も一気に定着したきらいがある

 

先ほどヤフー検索で「サブ」と入力すると サジェストの一番上に

サブスクリプションとは」という検索候補ワードが来る そのくらいだ

 

きっとひと昔前なら「サブプライムローン」とか「サブマリン投法」とか

「サブリミナル 麻原彰晃」とかいうワードが上位に来ていた筈である

 

時代は変わるなーとひとしお思う訳だが

オウムのサブリミナル事件ってもう25年以上前なんですね そりゃ歳取る訳だ

 

 

もちろん定額サービスはお得で便利で時間潰しにもってこいであるが

筆者が思う一番の利点は 最初から支払い金額が決まっていること にある

 

ここ一年ほど 我が人生には珍しく定職に就いて真面目に働いており

定期的な賃金を貰って 初めて気が付いたことなのであるが

 

毎月の家計として 固定費が完全に固定されていると計算がしやすいのだ

 

完全文系Dreamerのうえ 思いつき人間の筆者にとって

「計算」というのは 数学的な意味でも文学的な意味でも苦手なのだが

 

それでも毎月の支出について考えることくらいはある

そうでないと緻密人間である配偶者にしこたま怒られるからである

 

家計における固定費とは 家賃や光熱費や通信費

あるいはローンや奨学金返済のことを指すのであろうが

 

このうち「通信費」には 上記のサブスクリプション契約も含まれている

(含んでいない家庭もあると思うが 少なくともうちではそうしている)

 

光熱費は季節によって変動が激しいので 固定は難しいが

それ以外の支出が毎月どれくらい出ていくかが決まっていれば お金も使いやすい

 

至って単純な仕組みではあるが これを意識している成人男子は少ないのではないか

 

特に筆者はこれまでの人生で「時給制」「日給制」と呼ばれる

お給金の変動相場に振り回されていたため 賃金の使い方を考えられずにいたのだ

 

 

お金でなくとも「食べ放題」に代表される 焼肉などのサブスクも

どれだけの金額を払うことになるのかという 事前の不安を払拭するのに有効である

 

しかしその心持ちの中には「元を取ってやろうぞ むはははは」という

あまり健康的ではない野望も隠れている いわば「お得」の濫用である

 

かく言う筆者も ネトフリアマプラに加入した直後から

「さあ金額分観てやるぞ!」という貧乏性が首をもたげてしまっている有様

 

近年では 胃腸をはじめとする消化器官の衰えから

めっきり焼肉食べ放題などに行かなくなってしまったガラスの30代であるが

 

きっと動画などの定額サービスも「お得」という強迫観念から

ちょっと疲れてしまう時が来るのだろうなーと ふと思ったりするのだ

 

 

とは言いつつも 今日も元気にネットフリックスアプリを開いて

検索欄に「水曜どうでしょう」と打ち込んでいる我が親指である

 

もう何度観たか分からない 安田顕の牛乳リバースシーンで笑っている筆者は

この世の便利に全く着いていけていないような気がしてならない