コラムブログ「だが興味は持て」

気が向いたら書く!

「書き方」に興味を持て

型にはまることを良しとするか

ものを作ることに限らず 命題である

 

型破り という言葉もあるが

そもそも型を持っていないと破れないと言う人もいる

 

それでも「型にはまる」ことを悪しきと感じるのは

それだけ型を作ることが重要だという証左でもある

 

いざ大人になってみれば 人の作った型にきちんとはまれる事が

どれほど幸せなことか とすら思ってしまう

 

今日のブログはそんなお話

 

 

このブログでも 過去の記事にて

「みなさんブログを書いてみてはどうか」とメッセージを送っている

 

これは単純に 若き日の筆者が一番感銘を受けたのが

誰かが書いていた文章だったから という理由から来ており

 

自分の思っていることを書いて発表するのは楽しいよ と

珍しく表裏のない 純粋な気持ちからの発言であると思ってほしい

 

もちろん裏の気持ちはあるのだが そうした裏側を全部出さずに

(小出しにして)書くのが文章作りのポイントである

 

という風に書いてしまえば 特に裏の気持ちが存在しなくても

「何か裏事情があるのかな」と深読みをしてくれる

 

これを「叙述トリック」と呼んでもいいし 呼ばなくてもよい

 

 

読者諸兄ここまで読んで分かったと思うのだが

筆者の考える事は底が浅い 幼稚であると言ってもよい

 

そうした底の浅さをカバーするために 不必要な修飾や例え話

愚にもつかないエピソードトークで素材を添加していくため

 

話し言葉はどんどん長くなるし 主題が分からなくなる

(主題を分からせないために話をどんどん長くしている)

 

しかしながら 時代は瞬発力を必要としている

 

本屋に行けば「5分でわかる〇〇〇」というタイトルがずらり並び

ネットを開けば「毎日3分で痩せる!」といった煽り文句が常套である

 

実際のところ 健康法に毎日3分を捻出するのは至難の業なのだが

そういった記事を読むのに毎日30分を捻出するのは実にたやすいものである

 

とにかく現代人には時間がない

だからこそ「速攻」「効率」のような言葉は人を惹き付ける

 

そんな荒波のような社会の中で 筆者のようなのんびり屋さんが

のんびりを売って生活できる隙間はどこにもないのである

 

そんな風潮に「やりづらい!」とただ文句をつけるのはあまりにも芸が無いので

やりづらいならやりづらいなりに 好きにやらせてもらう場所を作る

 

その空間が 筆者の場合ブログ書き散らしだったってワケである

 

(『訳』を『ワケ』って片仮名にするだけで記事の胡散臭さが格段に上がるので

みなさんもやってみて下さい)

 

 

ほんでもってほんで 筆者と同じくやりづらさを感じている人たちが

どうやら周りにもちらほら居そうなので 折角ならそれを書いてみようよと

 

どうせ小器用になんでもできる奴はこんなブログは読んでいないので

 

(余談ではあるが 音楽とかダンスとかをやっていて

『僕はこれしかできないんで』と言っている人をたまに見かけるが

 

本当に音楽とかダンスとかしかできない人が

現代日本で社会生活を送っていくのは不可能なので

 

『これしかない』という言葉を鵜呑みにしてはいけないとつくづく思う

 

『俺にはSASUKEしかないんですよ』と言っていた山田勝己ですら

嫁の実家の鉄工所を継いで今は社長なのだから 信用してはならないのだ)

 

とはいえ「文章を書く」という事へのハードルは思ったより高いようで

 

それこそどうすれば上手く文章を書けるのかいった本も沢山出版されている

 

こうした問いに有識者

「上手くやろうとせずにとにかく書いてみればいいんだよ」などと

 

人の気持ちを全く無視した独りよがりの提案で自分だけ留飲を下げるもので

 

(どうせそういう小器用な奴はこんなブログは読んでいないので)

 

そういった自己啓発の類であったりとか

あるいはむしろ実践的な 役立つ文章作成メソッドであるとか

 

そういった事は 今回一切紹介しないことにする

 

理由としては そういうきちんとした理論に基づいてしまうと

筆者の作る文章はおそらく違反項目に抵触しまくるからである

 

簡単に言うと 昨今YouTube動画によく上がっているような

モーニングルーティンみたいな そういうのを紹介する

 

いわば筆者の「ブログ書きルーティン」である

 

 

まずは何をブログに書こうか その情報集めから始まる

 

筆者の場合「自分が何を考えたか」を起点にしているので

色々なものを見て 自分がどう思ったかを材料として大事にしている

 

このスタイルの利点として ネタの枯渇の心配がない事が挙げられる

 

例えば自宅のベランダから空をぼんやり眺めていても

その時の気持ちが取材材料になるのだから ネタは無限に出来上がる

 

その代わり ネタの玉石混交っぷりは砂金取りのそれとほぼ同等で

何をいくら考えようと ブログ一本書けるほどの膨らましができるとは限らず

 

その上題材が「ぼくのかんがえたこと」であるからし

そもそも筆者に興味が無い人が読んだとて 何も刺さらないのである

 

この事は ブログ更新をお知らせするツイッターフェイスブック記事に

全然「いいね!」が付かない事実からも 火を見るより明らかである

 

簡単に言うと 人望が全然無いのであるが

 

それと文章を書くことには特に関係が無いと信じて 先に進もう

 

 

書くことが決まれば 実際にパソコンの前に座る

 

ブログというのはスマホや携帯でも書くことができるツールなのだが

筆者は旧世代のブログ書きであるからして パソコンでないと落ち着かない

 

思えば15年以上前に 当時隆盛を誇っていたテキストサイト

とりわけ大好きだった「侍魂」とかを読んでいた頃に

 

パソコンは まだ世に出ていないけれど面白い人の頭の中を覗ける

まさに「電脳」の世界であると筆者は信じていた

 

黒地に白抜きの文字で 大オチでは大きめフォントの赤文字にして

そんな体裁だけを真似て 自分でもウェブサイト作りに勤しんだものである

 

時代はちょっとだけ進み 筆者もちょっとだけ尖った若者になり

フォントいじりを止めて 句読点を付けることも無くなり

 

HTMLタグと画像貼り付けを駆使したサイト作りから ブログに場を移行し

有り余るヒマをテキストに全ベットしていたあの頃だ

 

面白いことはないか面白いことはないかと 目と耳を皿にして生きていた

 

実際には 面白いことを見つけるにも才能が必要だったのだが

そんな事はつゆ知らず 凡人が情熱だけを武器に奮闘していた美しき思い出

 

そんな思い出にすがって生きているからこそ

筆者は今でもパソコンでブログを書いているのだ

 

なので皆さんは できればブログはスマホで書いて下さい

その方が写真の貼り付けとかも簡単なので おすすめです

 

 

ちなみに筆者の作業環境であるが

何の変哲もないDELLのノートパソコンに外付けキーボードを挿している

 

単純に 長文を打つ上でタイピングが楽だからそうしているだけで

こだわりと言えるようなものは特に無く こだわれる資金も存在しない

 

ただ一つ 極端に集中力が続かない我が性分を鑑みてのことで

ブログを書く時は必ずイヤホンをして音楽を聴くことにしている

 

この時 向いているタイプの曲とそうでない曲というのは必ずあり

 

例えばラジオを聴きながら文章を書くというのは筆者は絶対にできない

聞いている言葉と頭に浮かんだ言葉がごちゃごちゃになるからである

 

同様に 日本語にこだわって書かれた昭和歌謡だったり

上手さを重視した日本語ラップだったりは向いていないだろう

 

という訳で 筆者がブログ書きにおすすめするのはヘヴィメタル

とりわけデスメタルブラックメタルを聴くのがいいだろう

 

何を言っているのかさっぱり分からないので 思考の邪魔にならず

なのに気分は昂揚するという 魔法のような音楽である

 

ただし気をつけてほしいのでは ブラックメタルサブジャンル

いわゆる「プリミティブブラック」と呼ばれる曲群には

 

世間的には単なるノイズの塊なのではないかと思われそうな

極悪音質の作品が割とたくさんあるので

 

聞く人によっては かえって頭が混乱をきたしてしまうかもしれない

 

筆者も初めてダークスローンの名盤「Transilvanian Hunger」を聴いた時には

CDプレイヤーかイヤホンが壊れたのではないかと疑ったものである

 

しかし聴けば聴くほど 何故これが名盤と呼ばれているのか

ノイズの先の深淵が少しずつ見えてくるので

 

ブログ書きを目指す皆さんも まずはメタルを聴いてみる

そういったところから始めてみればいいのではないだろうか

 

 

執筆環境が整えば あとは頭に浮かんだ言葉をキーに乗せるだけである

 

何しろ普段から これはブログに書けそうという想像を念頭に置いている

そうした頭を作って生活しているので 自分でもメソッドの伝えようがなく

 

ここから先 読者諸兄に教えられる事は何ひとつ無いと言ってしまおう

 

何しろ頭で考えたことを文章にしてしまう習慣が出来上がってしまっており

いざそれを誰かに喋ろうとした時に 話し言葉としてすこぶる不自然になってしまう

 

むしろ筆者に 人との喋り方を教えてほしいぐらいなのだ

 

という訳で これを読んだ諸兄におかれましては

人と喋る時の「しゃべりルーティン」をブログに書いて発表してほしい

 

それを読んで筆者の伝える力が上がり 少しずつ人望を底上げしていけば

ツイッターフェイスブックの「いいね!」も増えていくだろう

 

2021年の目標はそれにしたいと思う 皆さんあけましておめでとう!